イボン・マエス(64歳/カナダ、バンクーバー在住)
元修道女。アフリカ、レソノの研修所の所長だった牧師に何度も性的虐待を受けた。マエスはその事件をカトリック教会の当局に通報したが、事件は揉み消され犯人はイギリスに召還された。教会から受けたこの仕打ちのためマエスは37年間献身したモントリオールに本部を持つイエスとマリアの聖なる御名修道会での修道女を辞める。彼女の生涯の体験を「人食い人種の妻。ある回想録」という題の本にまとめ、現在はバンクーバーでソーシャルワーカーとして働く。非営利団体「Together Against Violence Network(供に暴力に立ち向かうネットワーク)」でも家庭教師と総務として働く。日曜日はマエスは大抵シプレス・ボール公園の森林の中をハイキングをしながら企む「一番いい復讐は幸せでいる事よ。」
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